期間 9月13日(土)~11月9日(日)
会場 東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)
国鉄の「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンは、山口百恵が唄うコマーシャル・ソングで記憶に残っている方も多いでしょう。
キャンペーンは1970年10月から始まったそうですから、私が『ガロ』に『赤色エレジー』を連載している頃です。
某テレビ局のゴールデン番組の制作も始まっておりますから、私は地獄の日々ですね。
下の広告画像、私はてっきり大阪万博の仕事だと思っておりましたが、国鉄のキャンペーン『ディスカバー・ジャパン』の協賛広告だったのですね。
富士ゼロックスの新聞一面広告、『人間と文明』です。
絵と写真を担当した作家が凄い。
荒川修作、高松次郎、利根山光人、野田哲也、池田満寿夫、高梨豊、粟津潔、金子国義他、私も参加しております。私の左の野田さん、大英博物館に作品が、常設展示されておりました。
きしくも、ハイレッド・センターの高松次郎さんと私。東映動画出身者が二人、入っているのですね。
これ等の作品は後日、豪華な版画集となって関係者に配られました。
また、すっかり忘れておりましたが、本願寺出版部から『季刊ウィズ』が刊行され、その表紙を担当しました。
これも『ガロ』に『赤色エレジー』を連載している頃です。
分厚いカタログに、つげ義春さんの名前もありますから、『ディスカバー・ジャパン』キャンペーンの何かを担当していたのでしょうか。ステーションギャラリーで確かめては如何でしょう。
11月9日まで開催しております。お出かけになられては如何でしょうか。
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