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月刊『東京人』にエッセイ寄稿。

ケンブリッジから東京へ戻って参りました。

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国へ行く前にアップ出来なかったニュースを上げます。

『ガロ』と『COM』、両漫画雑誌の特集です。

手塚治虫さんが『ガロ』の後を追い『COM』を発行、某大手新聞の社会面のトップに、「あなたはガロ派かCOM派か」との見出し記事が載りました。

表紙-1

東映動画の動画課のほゞ全員が、面白い漫画雑誌だと、『ガロ』を購入していた事を記憶しております。東映動画には藝大卒の方々が多く、先ごろ、アメリカの美術館で回顧展が開かれ話題になりました『ハイレッドセンター』の一人、高松次郎もまた、動画課に勤務していた時期が御座いますし、関東の美術大学のほゞ全校の卒業生が働いておりました。

その雑誌に私が投稿、掲載、翌月に週刊誌のグラビアに取り上げられ、つげ義春、佐々木マキ等とテレビ、雑誌、学園祭などに引っ張り出されるとは思ってもおりませんでしたし、全共闘からポスターを依頼されたり、大阪万博、大阪空港のトヨタの看板に起用されるなど、そんな仕事を数年後にするとは、考えてもみませんでした。

ページ-2

『ガロ』系の作家は、他の娯楽系漫画雑誌で活躍されていた作家とは、メディアの使い方、使われ方が違いますね。
私ですと画家へ、杉浦日向子だとNHKのレギュラー・コメンテーター。フランスの文学賞を受賞し、作家と役者の内田春菊。糸井重里はコピー・ライター、南伸坊ですと絵も文もたつコメンテーターですし、蛭子能収はタレントへ。みうらじゅんは仏像ブームを起こして、プロデューサーとなり、漫画の領域以外の仕事をしている場合が多いです。

この雑誌では、東映動画に居た一アニメーターの視点から、当時のメディアの交代劇などを書いております。『赤色エレジー』の主人公のような契約社員の問題など、メディアが取り上げるのは20年ほどの後になりますが、もうこの時代に始まっております。
将来、六十年代から七十年代への時代の変わり目の、労働現場の様子を知りたければ、あるいは日本、世界を考える時の教養の一助になれば、作者としてこれほどの喜びはありません。

人気の特集だそうです。手に取りたい方は下記アドレスへ。

東京人2014年7月号

『東京人』を発行しております都市出版の粕谷さんがお亡くなりになりました。

後年、東北への視察旅行、出版記念パーティーにお招き頂き、感謝しております。

深沢さんの著作問題など、大変な時期の中央公論を支えた方だと後日、知りました。

葬儀の日、ぎっくり腰になり、お別れの言葉を伝えられず残念です。

東北旅行での、イカ焼きと日本酒の酒宴、私の中では印象深い飲み会となっております。

ご冥福をお祈り致します。

 

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