今月のエッセイは、クリスマス・ケーキについてです。
今は、生クリームでクリスマスケーキは出来ておりますが、私の子供の頃はバタークリームで出来ておりました。
このバリンと割れる、バタークリームの食感が、忘れられない人は居ると思います。
私も時々、生クリームの頼りなさに物足りなさを感じている一人です。
また、クリスマスの日の夕食は洋食で、鶏のモモ肉を焼いたのが出て参りました。
このモモ肉はてっきり、西欧のクリスマスのメインデッシュ、七面鳥の和風バージョンだと思っておりましたが、丸亀市の個展で知ったのですが、母が幼い頃にすごした丸亀の郷土料理だったのです。
病んでからの母は、毎夕、鶏のモモ肉を出しました。
幼い頃にすごした丸亀へと母は、帰っていたのですね。
金子兜太さんから、御歌を頂きました。有難う御座います。
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