- 2010-07-02 (金) 13:20
- お知らせ
作家、諏訪哲史氏が、中日新聞に連載中の「偏愛蔵書室」に、
拙著『赤色エレジー』を取り上げました。
若い頃から、私の作品への批評は多く、
また、新たな視点が加わりました。
中々、ラジカルな批評で、「赤色エレジー」は先述した映画的技法
(黒澤のクロスカッティング他)を縦横に駆使した超絶的実験作である。
と書いております。
外国のインターネット・ホームの書き込みに、
『赤色エレジー』が発売された時代、
同じように我が国でもこの本が発売されていたら、
我が国の漫画は大きく変わっていただろう。とありました。
アングレームでのインタビュー中、この書き込みに触れると、
フランスの雑誌記者は大きく頷きました。
また、アングレーム市長主催の昼食会に於いて、
文化大臣のスピーチの中に、
子供の頃、親の目を盗んで読みふけった漫画作品は、
今や詩、小説、絵画と並び、芸術となったと発言しました。
時代が大きく変わろうとしている事を予感させる半年でした。
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