訪中歓迎会も終わり、さて明日は、『私の八月十五日展』の幕開けです。
中国は人口が多いですから、入館者数が桁違いの数になります。
翌日、会場へ着きますと、もう会場では、中国マスコミ陣の取材合戦が始まっておりました。
中国の女性の方々、短いパンツを穿かれている方が多いですね。流行っているのでせうか。
高倉健さん、日野原重明さん、黒柳徹子さん、海老名香葉子さんなど、中国の方々は、敗戦の日の日本人の、心の記憶を熱心に読まれております。
昼食は、皇帝、愛新覚羅溥儀のゲスト・ハウスで頂くことになりました。
薄味で、大変美味しかったです。
午後からは、愛新覚羅溥儀の私邸の見学です。
調度品、レースのカーテン、絨毯など、細かく見ますと中々の贅を感じさせます。
皇后、婉容のアヘン吸引の場面が再現されております。
満州国崩壊後の彼女は、悲劇的な末路を辿り、遺体は未だに発見されておりません。
また、私達の年代ですと、皇帝、溥儀の弟の娘、愛新覚羅慧生さんが、昭和37年、天城山で同じ大学の学生とピストル心中した事件は、記憶に残る事件です。
つづく
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