三作家による、旧満州引き揚げ鼎談です。
現在『私の八月十五日展』が中国を巡回中で、先日、長春へ行って参りました。
長春は旧満州の首都ですから、片側六車線の道路が縦横に走り、広くすっきりした街並みです。
また、満映撮影所があり、母は長春のデパートで、李香蘭を見かけたそうです。大変、美しい人だったと話しておりました。
他国に住んだ体験を作品に反映させたのは、上田トシコさんです。
私ぐらいの年齢ですと、彼女の作品「フイチンさん」をご記憶の方も多いはずです。
残念ながらお父様は中国に残され、処刑されました。
他の引き揚げ作家の紹介もあります。私も紹介されております。
『ぼくらが出合った戦争』、手に取りたい方はこちらで。
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