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2018-10

Unknown Mortal Orchestraツァーライブin日本

某日、渋谷にて『アンノウン・モータル・オーケストラ』のコンサートを聞きに行きました。

休日の渋谷は混んでいますねー。

街-1

会場、WWW Xには、もう若い人が並んでおります。
楽屋へ入りますとルーバン君がちょこんと座って居りました。迷子になった子供の様で可愛いです。

並ぶ-2

彼等のバントのカテゴリーにサイケデリックとあり、まだ若いルーバン君達がどうして60年代に流行ったサイケデリックなのか問うと、お父さんの影響のようです。
サイケは当時、日本でもアングラと共に流行しましたが、恍惚感を良く表しているのは、グラミー賞を獲得した、ビートルズの『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』ではないかと言う話から、この曲をただ聞いたのではサイケを体感したことにはならない、という話になりました。
この話、判るかなー、判らないだろーな。

入り口-3

今、開かれている千葉市美術館の『1968年激動の時代の芸術展』にも、当時のディスコが再現され、サイケ音楽が流れております。当時を体感される良い機会です。

対談を終えて食事をしに街へ出ましたが、ルーバン君は音合わせや何やかやと忙しく、日本食はコンビニのおにぎりだけだそうです。
可哀そうになり、今度、食事をする時間を取り、美味しい日本料理をルーバン君に食べさせたいと、親心ですか、約束して別れました。

グッズ-4

ジャニスの伝記映画の中に、自家用ジェットで全米ツアーに出たジャニスが、ハードなスケジュールにプッツンする場面がありましたが、ルーバン君達も明日の朝方には日本を飛び立つそうで、体に気をつけなさいと、また親心が芽生えました。

グッズ・コーナーに私の描いたポスターが見あたらず、あれば100枚ほど買ってルーバン君にサインをもらい、メルカリで売ろうと思っていたのですが・・・残念です。

開演-5

ライブ会場は満員で、人の熱気で汗が出て来ます。
ルーバン君の声は美しく、サイケの恍惚感を歌い上げる天使の様ですね。

ステージ-6

この熱気を共に体感する年齢を過ぎたなと、平成生まれの私はライブ・ハウスを後にしました。

『コンテンポラリーアニメーション入門』

日時 10月28日 午後3時30分〜上映と講演:午後4時〜午後6時30分(途中休憩有り)

会場 東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎

チラシ-1

演題:実験アニメーションの最前線
講師ボリス・ラベ氏は、アングレームのアニメーション専門学校EMCAに入学。在学中には、2012年のアヌシー国際アニメーション映画祭で学生部門の特別賞を受賞した「キリエル[しりとり]」など、多数の作品を企画・制作しております。

アングレームは以前、フェスティバルに招待され、お伺いいたしました。ワイン生産で有名なボルドーの近くです。開会式でご挨拶し、文化大臣列席の昼食会に招かれました。

子供の頃、母の本棚からレ・マルクの『凱旋門』を取り出し、読み耽りましたが、主人公がカフェで頼むコニャクと言う飲み物が判らなかったのですが、アングレームで一週間、朝から午後五時までインタビュー漬けになってしまい、可哀そうだと主催者が飲み物としてコニャクを出して頂きました。

まぁ、コニャクは美味しいですね。こんな美味しいお酒を今まで知らずに生きていたとは、残念です。コニャクは日本食にも会います。

アングレームの地場産業は精密機器の生産ですが、アニメ専門学校が在るとは、気付きませんでした。これもフェスティバルの効用ですかね。

フェスティバルの効用をもう一つ上げれば、地元のボランティアがタクシー代わりの送迎を担当し、フェスティバルに参加している各国の作家や制作プロダクション、観光客の足となっておりますが、普段出会わない国の異性、同性と巡り合う機会であり、地元の若者がスーツを着て頑張っております。

赤瀬川原平 未発表コラージュ展

会期:2018年10月24日〜12月9日

会場:丘の上APT/兒嶋画廊

赤瀬川フライヤーweb-723

偲ぶ会も合わせておこなわれるようですから、久しぶりの再会に、会場では思い出に花が咲くでしょう。

 

『新刊ニュース』恒例アンケート特集「人気著者のオススメ! 〇〇がもらえる一冊」

今回は、伊丹十三さんの『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫刊)です。
伊丹さんとは、テレビ『11PM』でご一緒しました。伊丹さんのショート・フィルム『二日酔い』は面白いですよ。私はビートルズの『レット・イット・ビー』から着想をえたアニメ作品を制作しました。

私の作品を見た伊丹さんが、アニメを作りたい顔をしておりましたが、声をかけ合う事も無くテレビ局を後にしました。
伊丹さんがアニメを制作していたら、きっと面白いものが出来たのではと、あの時の出会いに声を掛けなかったのが惜しまれますし、早すぎる死が残念です。

表紙-1

現在、大衆大航海時代ですが、伊丹さんの『ヨーロッパ退屈日記』は、そのちょっと前の海外旅行のエッセイで、チップはどれくらい渡せば良いのかとか、スパゲッティは蕎麦の様にすすって食べてはいけないのかは、伊丹さんの劇映画『タンポポ』にも出て来ますが、色々薀蓄も混じり、ちょっと懐かしい海外旅行のエピソードが面白く、品と教養のある旅行日記です。

本文

『新刊ニュース』手に取りたい方はここです。

『寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに』

期間 9月29日~11月25日

会場 神奈川近代文学館

本展は、寺山の秘書兼マネージャーをつとめた田中未知氏が長年収集・管理してきた資料を中心に構成。 類いまれな才能が生み出した多様な表現世界を重層的に紹介し、寺山修司とは何者であったのかを探る展覧会とある。

活動範囲は多岐に渡りますから、難しい問ですね。

チラシ-1

私が寺山さんと仕事をご一緒したのは、銀座のソニービル・オープンの催し物と映画『書を捨てよ、町へ出よう』の美術や座談、それに演劇ポスターですね。

ソニービルの開館当日は、ビル入り口から会場まで若者が並んでおり、ビックリしたのを覚ております。

寺山さんが亡くなったのは47歳ですか、お母様より先に亡くなったのですね。若すぎます。

good design company 1998-2018

期間 9月12日– 10月18日

会場 クリエイションギャラリーG8

熊本県公式キャラクター「くまモン」や、中川政七商店、相鉄グループをはじめ、数多くのクライアントのデザイン、ブランディングを手がけてきたgood design companyは今年で設立20周年を迎え、その足跡を振り返る展覧会です。

60年代にTBSテレビの深夜に放送されていた、藤林英雄アナのナレーションによるCBS配信の「これが世界だ」で、インダストリアルデザインの巨匠、レイモンド・ローウィ氏を起用、アメリカのスーパーで売っている商品の全てを、店内を歩きながらグット・デザイン、バット・デザインに分けて行く番組があり、大変、面白く見た覚えがある。

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このスーパーの陳列商品でローウェ氏が絶賛した商品が在り、今も店頭に並び、製品は進化を続けている。皆さんは何の商品か判りますか。

CBSニュースは企画が面白く、アメリカが判って楽しかった。

例えばアメリカの刑務所では、一般人でも見学でき、特に人気なのが処刑室で、当時のアメリカでは処刑は電気椅子が主流で、見学者に電流を流すレベルのボタンを押すことが出来るようになっていて、これを流すと死刑囚は確実に死にますと書かれたボタンを押す見学者が多いと伝えていた。

誰が押したのかは判らないが、殆どの見学者は押すらしい。

先日の台風上陸を他の番組を潰して終日、放送したNHKは素晴らしい。娯楽だ教養だニュースだと言っても、カメラの前で演じた物を編集し、放送しているのだから、テレビは全てドキュメンタリーだと言っても過言では無い。

『深堀隆介展』

会期 9月15日~11月4日

会場 刈谷市美術館

 

金魚の持つ神秘性に魅了され、透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという斬新な手法で創作を続ける現代美術家、深堀隆介さんの個展です。

ワークショップ、混雑が予想され中止になったのは残念です。

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我が国、近代初めの「生き人形」や食品サンプルのリアリズムが、日本人の中に脈々と流れているのを感じます。
深堀さん、今度は錦鯉が出来ませんか・・・。

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