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2015-10

赤瀬川原平著『赤瀬川原平漫画大全』発売です。

『マンガ黄金時代60年代傑作集』(文春文庫)、『大人のロマンと子供の科学』に源平さんは、「そのマンガブームであるが、最高学府がマンガを読むというので、その取り合わせが面白かった。新しいと思った。なるほどとも思った。ちなみにいうと、当時の前衛的芸術表現は、その原理の底点、行くところまで行ってしまい、多少間の抜けた時代でもあったのである」と書いている。

表紙-1

そこで原平さんは、漫画の世界へと足を踏み入れ、漫画雑誌『ガロ』は、マンガと言うより現代アート化して行きます。

校正原稿をそのまま表紙に使っております。中々、凝った表紙です。

ネジ-2

つげ義春さんの『ねじ式』をパロッた作品『おざ式』です。

汽車のところがペンを持った手になっております。吹き出しに「アッ! これではほとんど つげ義春のねじ式 そのまんまではないか」となっています。白々しいセリフが笑えます。

手に取りたい方はこちら

 

赤瀬川原平著『赤瀬川原平の偶然日記』発売。

若い頃、上野さんや伸坊さん達と原平さんを囲んで、誰が一番、長生きをするか予想をしたことがある。全員、原平さんは一見、ひ弱に見えるが、こういう人が案外、長生きをして、友人の新聞や雑誌の追悼号に文を寄せたりするから、妬まれるような事はしないでおいた方が良い、どんな悪口を書かれるか判らないと話して、全員で笑ったことがある。

日記-2

尚子さんの「あとがきにかえて」を読むと、70歳を過ぎた頃から体調が崩れやすく、最後は誤嚥性肺炎で亡くなった。

冗談やユーモアが好きな源平さんだから、死ぬ時はこんな感じだと哲ちゃんに、天国から原稿を送って出版してほしいのだが・・・・。

手に取りたい方はこちら

 

 

『花さく港』重版です。

昨年、英国から出版しました『花さく港』、重版です。

『Breakdown Press』のホームに載っております。七月に発売になった佐々木マキの本も紹介されております。

私のはアメリカのアーティスト、Dash Shaw氏が紹介しております。彼のホームを覗きますと、感度の鋭い作品が並んでおります。このような方に選ばれるのは光栄です。

表紙-1

『花さく港』への言及もあります。

近々、マキの本、私の本も出版されます。ご期待下さい。

トーハン『新刊ニュース』11月号「人気著者のオススメ〇〇な時に読みたい3冊」に寄稿。

『新刊ニュース』恒例のアンケート特集です。

「お腹が空いた時に読む本」としまして、泉昌之の『かっこいいスキヤキ』と内田百閒さんの『御馳走帖』、北大路魯山人さんの『魯山人味道』を取り上げた。

表紙-1

泉のハードボイルドな食べ方は、まぁ、知らない町のスナック、寿司屋へ入ると、このタイプ、孤独なガンマン、素浪人になっていて、「何か一曲、歌われます?」などとママにカラオケを勧められると、増位山太志郎のご当地ソングなどを選曲して常連客のウケを狙ったりしてしまうのと似ている。

ページ-2

泉とコンビを組んでいた久住昌之も『孤独のグルメ』が注目を集めていて、フランスで出版されたB級グルメ本が10万部を超えてヒットしている。

ついでに『ガロ』の同人で言えば、内田春菊の『南くんの恋人』がフジテレビで11月から放映される。見て頂きたい。

詳しく見たい方はこちら。アンケートは近日公開となっております。

 

国際アニメーションデー 2015 の開催

国際アニメーションフィルム協会(ASIFA、本部:フランス・アヌシー市)は、アニメーションアートの普及と発展を目的として、フランスのエミール・レイノーがパリのグレヴァン博物館にて、世界で初めてアニメーションを一般公開した10月28 日を“国際アニメーション・デー”と定め、2002年から各国のASIFA支部を中心に、毎年10月28日およびその前後、世界中で同時にアニメーションの催しを展開しています。

ポスター-1

今年の公式ポスターは、 セルビアのラストコ・チーリッチ Rastko Ciric氏によって描かれ、世界各国で使用されます。レイノーさんの恐竜ガーティが描かれております。

日本でも2005年から、ASIFA日本支部 (ASIFA-JAPAN)が主体となってこの企画に参加しており、 京都広島野々市の3都市で開催いたします。

 

新千歳空港国際アニメーション映画祭2015

会期 10月31日(土)~11月3日(火・祝)

会場 新千歳空港ターミナルビル

ワークショップでアニメ制作が体験出来ます。

映画祭のプログラム等、詳しい情報は上記サイトをご覧ください。

 

柳原良平(やなぎはら・りょうへい)さんが8月17日午前8時52分、呼吸不全のため横浜市内の病院にてお亡くなりになりました。享年84 。ご冥福をお祈り致します。

寿屋(現サントリー)宣伝部での「アンクルトリス」のアニメーションCMは、我が国のリミテッド・アニメの先駆けとしてあまりにも有名です。今、キャラクターが立体になってサントリーのCFとして流れておりますね。

 

奥村浩之彫刻展 『大地の詩』

期間 10月14日(水)- 10月24日(土)

会場 ギャラリーf分の1

メキシコ個展でお世話になった彫刻家、奥村さんの日本での二回目の個展です。

メキシコ産出の大理石を使った彫刻です。

奥村さんの作品-2

アトリエにお邪魔すると、切り出した大きな石が転がっておりました。貧弱な私には、大理石は加工しやすいと言っても、大きな石と格闘する気力はありません。彫刻家は不思議です。

キューバ・メキシコ交流400年記念個展開催㉜

キューバ・メキシコ交流個展の続きです。

支倉常長さん一行、遣欧使節団がキューバ、メキシコの地に降り立って昨年は400年にあたります。それを記念してキューバ・メキシコで個展を開きました。

『トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展』です。

タイトル-1

上の画像とは違いますが、宮城県立博物館に在ります『支倉常長像』が、ユネスコ記憶遺産に登録されております。今年は舞鶴の引き揚げ者名簿ですか、登録されましたね。

メキシコも都心を離れますと軒の低い家屋が並んでおりますから、日本の街道を走っているような親近感を覚えます。電柱も立っておりますからなおさらです。

蕎麦屋の看板がありそうな気がしてきますね。

町並み-2

そんな事を言っておりましたら、寿司屋がありました。

大き目可愛い少女漫画キャラを使っております。日本の方ですかね?入って食べてみたかったのですが、生憎、休みでした。

寿司-3

ベティさんが向かったのは、近年、観光客に人気の古い家並みが残るコアテペック市です。ハラパから車で一時間程です。

街の中央に広場があり、教会があります。聖ジェロニモ教会で、礼拝が始まる処です。

教会-4

ジェロニモと言えば西部劇ファンにはお馴染の、騎兵隊と闘う先住民の勇士です。仔細には伺いませんでしたが、アメリカは元々メキシコのものだとの声も聞きました。

それでかは判りませんが、80年代に、アメリカでの黒人とヒスパニックの人口が逆転します。また、ヒスパニックは英語を覚えないそうで、英語が喋れなくとも商売は出来ると、ヒスパニックの方はNHK番組で答えておりました。英語を覚えてアメリカへ行ったら、英語が通じなくなっていた。そんな時代が来るのでしょうか。

日本もこの作戦で、他の国に移住し日本語で話し住む。そうすれば日本語は少数民族の消えゆく言語にならなくてすむかもしれません。

司祭-5

それで司教が入り口から入場するのですが、この時の音楽のノリが良いです。

ラテン・アメリカのノリと言えば良いのでしょうか、管楽器の入ったアメリアッチの軽快さです。思わずステップを踏んでしまいました。

内部-6

この様な教会がある広場を囲んで商店、住宅があり、善男善女が慎ましく暮らす小さな町に郷愁があり、人気があると言えば判断を間違いますかね。裏には骨太の市政が隠されているようにも思えます。スモール・イズ・ビューティフルですか。

しかし宗教対立の争いも昔から有ります。ローマ法王が中南米での過去のキリスト教布教活動の強引さをお詫びする声明を出しましたね。植民地化と布教が重なっておりますから、中南米の人々にとっては許せない過去の歴史です。

大首-7

正木さん、巨石人頭図がプリントされたTシャツを誇らしげに見せております。

隣の店で買ったのではないですよね。昨日のリベラ通りの雑貨屋で買ったTシャツです。

もう、今となっては記憶に御座いません。

これから広場で催し物が始まるらしく、広場に多くの人が集まっております。

露店も多く店を出しておりますから、臭います。何が臭うかは、次回のお楽しみです。

では、「メキシカン・ロック GOGO GOGO」。

 

NHK番組『視点・論点』 『『伝統の美人画』中南米を行く』です。

ノーリッジで行いましたトークイベントの英訳が、米国のThe Comics Journalに載っております。

ハバナ個展の記事です。

Habana(ハバナ歴史事務所)の’Habana Patrimonio’の記事です。

Cuba Contemporánea の記事です。

Habana Times の記事です。

Radio Musical Nacional,の記事です。

Radio Rebeldeの記事です。

キューバの日系の方々のサイト、CUBANO NIKKEI の記事です。

Cuba Cooperation France の記事です。講演の様子ですが私、暑さでボロボロになっております。

Habana Culturalの記事です。洋装のこの絵が人気です。後ろの椰子の木がキューバの方々の心を捉えたのでしょうか。

メキシコでの個展です。

主催のベラクルス州立大学の新聞の記事です。

AGN VERACRUZ Periodismo puntal y con sentidoの記事です。

Organización Editorial Mexicana社の’El Sol de Leon’の記事です。

lado.mxの記事です。

‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの一回目の記事です。

‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの二回目の記事です。

EL HERALDO DE VERACRUZ’からの記事です。

‘Oye Veracruz CULTURA’からの記事です。

La noticia en caliente’からの記事です。

‘PUNTO Y APARTE’からの記事です。

‘la veracon’からの記事です。

 

ロッテキャンディー『小梅』秋味発売中。

ロッテ『小梅』秋味発売です。

「恋フレ」も好評で、よみうりランドの方々も熱心に読まれておりましたよ。

振るって応募して下さい。

小梅秋味 -1

新発売の『小梅』ソフトキャンディも好評です。

かむたびに、甘すっぱい味が口の中に広がります。

ソフト-2

『小梅』スマートフォンへも遊びに来て下さい。

 

『キネマ旬報』10月下旬号発売。

今月は『ガロ』同人の杉浦日向子の原作を小林達夫監督が映画化した、『合葬』を取り上げた。

男っぷりの良い生き方をした日向子さんだから、青年達も凛として清々しく描かれている。

表紙-1

色を押さえた渡辺伸二の撮影も高屋齋の照明も良いし、美術も黒澤監督の下で働いていた馬場正男さんだから、危なげなく見ていられる。

私は常々、個人の才能よりもどのような時代に生まれたかの方がずっと重要だと思っている。時代が生き方を選ばせるのだ。だから切ない。若い人に見て貰いたい。

手に取りたい方はこちら

ページ-2

70年代のロッテ『小梅』CFで組み、『三丁目の夕日』『永遠のO』『ドラえもん』などを手掛けた『白組』の社長、映像ディレクター島村達雄さんの3DCGアニメ作品『GAMBA ガンバと仲間たち』が公開です。

今号キネマ誌上で、外国アニメ、漫画に造詣が深い小野耕世さんと対談しております。

ガンバ-3

島村さん、言っていますが現在、ピクサーの一人勝ちといった 状況で、世界と共に走りたい映像の鬼、島村さんが、この状況に一矢報いたいと10年の歳月をかけました。

東洋のピクサーたらんと、日本初3DCGアニメ作品です。ご覧になって下さい。

チケット有難う御座います。見させて頂きます。

観たい方はこちら

 

 

『寺山修司生誕80年記念音楽祭』開催。

冥土への手紙

「書を捨てよ町へ出よう」

期間 10月11日

会場 恵比寿ザ・ガーデンホール

「田園に死す」

期間 10月12日

会場 恵比寿ザ・ガーデンホール

「あしたのジョー」「時には母のない子のように」「かもめ」等が演奏曲目に入っております。

詳しくはこちらです。

チラシ- 1

「テラヤマミュージックワールド」―寺山修司の音の世界―

期間 10月7日~25日

会場 ポスターハリスギャラリー

詳しくはこちらです。

チラシ-2

第28回 東京国際映画祭

期間 10月22日~31日

会場 六本木ヒルズ、新宿バルト9 新宿ピカデリー、TOHOシネマ他

上映作品『書を捨て町へ出よう』『田園に死す』『草迷宮』『さらば箱舟』

書を捨てよの私の美術をご覧になって無い方はお見逃し無く。6メートルの高倉健さんの絵も出てきます。

詳しくはこちらです。

チラシ-3

この後も続々と寺山生誕記念イベントが続きます。寺山さんらしい、町のあちこちで開かれる記念イベントです。

 

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  • ロッテ 小梅だより
    ロッテのキャンディ『小梅ちゃん』のファンページ。『小梅ちゃん』のプロフィールやパッケージに展開されている『小梅恋物語』などを詳細に掲載しています。
  • 名匠雑貨店
    叙情画の匠が贈る雑貨店
  • 日本アニメーション協会
    林静一が所属する日本アニメーション協会のホームページ。
  • 林静一オフィシャルサイト
    オフィシャルサイトはこちら。
  • 菓匠三全
    林 静一が包装等をデザインする、仙台銘菓『萩の月』の三全のホームページ。
  • 青林工藝舎 アックス
    林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
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