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2010-11

展覧会「水木しげるの世界 ゲゲゲの展覧会」

会期 .11月26日(金)- 2011年1年23日(日) 

会場 八王子市夢美術館

「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる国民的漫画家、

水木しげる氏夫人の自伝『ゲゲゲの女房』がNHKで放映され、

今秋には吹石一恵、宮藤官九郎主演の映画も公開されるなど、

今年は特に大きな話題となった水木しげる氏の個展です。

本展では、貸本漫画から漫画雑誌へと発表の場が変わる時期に注目し、

その過渡期に水木しげるが活躍した、

伝説的な漫画雑誌『ガロ』に焦点を当てたコーナーを設けます。

 私の作品も展示してあるそうです。

詳しくは、八王子市夢美術館ホームで。

JUNON一月号に『小梅、恋フレ』記事掲載。

JUNON一月号に、皆さんから応募の「恋のフレーズ」から

胸キュンな「恋フレ」を、第21代ジュノンボーイ、

清水一希君が紹介しております。

見開きでの小梅ちゃんと清水君の掛け合いが楽しめます。

 

昔話を一つ。

JUNONは70年代、東芝広告でお付き合いしました。

この見開き広告は一年続き、JUNON読者アンケートで

上位に入り、雑誌広告部門でも賞を頂きました。

広告は一年で終了となりましたが、人気の高さにもう一年、

目次ページに登場し、東芝さんにもお手伝い頂きました。

ロッテさんの小梅ホームです。

ロッテ優勝、おめでとう御座います。

『太宰は女である』(パブリック・ブレイン刊)発売。

太宰に拘った本を出し続ける山本君が、

太宰治の女性文体の短編を特集した本。

この歳になりますと、太宰の心中が気になります。

先達の巨匠を批判しておりました太宰ですから、

歳をとってゆく事は、

批判していた巨匠と同じ道を歩むようになりますし、

太宰の親族が次々とあの世へと旅立っておりますから、

終わり方を考えていたのではないかと思います。

太宰を批判した三島の自衛隊での割腹自殺を考えますと、

あの辺りで、戦前、戦中と続いた、

自死の思想が消えたのではないかと思います。

 

あれやこれや、インタビューで答えております。

また、今月、26日に東京堂書店で、

同じ太宰の短編に絵を付けました

会田誠さんと対談とサイン会を開きます。

会田さんも三島ファンだったので、

気が合う対談となりそうです。

御覧になりたい方は東京堂書店へ申し込んで下さい。

『太宰は女である』の詳細はこちら。

菓匠三全CF『萩の月 秋編』放映中

今年の夏は猛暑で、夏から秋への季節の移り変わりに

情緒が無かったですね。

もう北国では冬支度ですが、

お茶の間ではもう少し、

深まる秋を楽しみたいものです。

野鳥が手のひらの餌をついばみ、

飛び立ってゆきます。

ハイビジョン仕様ですから、

色が鮮やかで美しいです。

萩の月秋編、お楽しみ下さい。

菓匠三全さんのホームです。

水木しげる著『貸本版 墓場の鬼太郎Ⅰ』(小学館刊)

水木さんの貸本時代の、墓場の鬼太郎の限定版復刻です。

水木さんとは、漫画雑誌『ガロ』の同人でしたので、

二十代からお会いする機会がありました。

戦場で片腕を失くされた逸話が、

片腕の無いご本人を前にすると、

圧倒的な存在感で迫りますし、

あの、独特のおしゃべりが、

話芸と言ってもよいレベルへ達しております。

 

限定BOXとなっておりまして、

箱の中に、貸本時代の墓場の鬼太郎が三冊、

入っております。

今年のNHKドラマ『ゲゲゲの女房』は、

最初は振るわなかったのですが、

徐々に人気を増し、とうとう『龍馬伝』を抜く

視聴率を出してしまいましたね。

「終わり良ければ、全て良し」、奥様の言葉どおり、素晴らしい一年になりました。

七十年初め、朝日新聞社から出版されておりました

『朝日ジャーナル』という雑誌で、

「劇画終焉」という特集が組まれ、

その記事の最後の文は「白土三平、水木しげる、つげ義春、

佐々木マキ、林静一等は神話となった。」と結ばれておりましたが、

二十歳代で神話になってどうすると、

その頃の私は思いましたし、

水木さんは、弱い立場の漫画家を苛めてどうすると、

大変、ご立腹でしたが、現在、まさに水木しげるは、

神話になったと言っても良いのではないでしょうか。

「読本」に、私も、水木しげるさんとの思い出や、

細密背景画に言及した文章を寄せております。

その上に何と、水木しげるの生原稿が、限定ナンバー入りで

付いております。

こりゃ、手に入れるしかないですね。

今年、アングレームへご招待頂きましたが、

漫画の原稿が売られておりましたし、

多くのファンが、ファイルに収められた原稿を

買い求めておりました。

市場が確立しているように思われました。

お求めアドレスはこちら。

アンケート特集「人気の著者が選ぶこの3冊!国民読書年にオススメの本」

トーハン『新刊ニュース』11月号

「著者97名登場!アンケート特集」に答えております。

 

私のオススメの三冊は、

① 「マウス・アンド・マジック アメリカアニメーション全史」(楽工社刊)

アメリカアニメの歴史は、大きく分けると、

戦前のディズニーとフライシャーの長編アニメ制作競争と

戦後のマッカーシー旋風による赤狩り追放での、

ボサストー達のプロダクション解体と、

テレビアニメ制作の新しい労働システムです。

② 「統合失調症」精神分裂病を解く (筑摩書房刊)

統合失調症の特徴は、幻聴、幻覚が現れることで、

患者はこの幻聴、幻覚に苦しめられ、追い詰められると

自死する場合があり、この病気が一般の人々へ与える不気味さは、

突然、路上で道行く人に襲いかかったりすることだが、

その不可解な行動が幻聴のせいであると、

著者、森山氏は幻聴症状を判りやすく解いてゆき、

誰にでも有る被害妄想へと繋げてゆく。

私が不思議に思うのは、傍に誰も居ないのに

幻聴の声に支配され、行動をとることだ。

周りに誰も居なければ、声を発するものが無いのだから

脳で起こっていることだと判りそうなものだと思うが、

幻聴を聞いてみないと判らないことなのだろうか。

③ 「日本辺境論」(新潮社刊)

グローバルな世界が開け、また不況の日本を脱出して、

海外へ働く場を求めることが不自然な事で無くなってきた現在だが、

各国の漫画、アニメなどを見ていると、

世界を飛び回らなくとも、

若者の文化の先端は、不思議なほど共通している。

尚、このアンケートは、全国の書店店頭で、

書店専用広告として配信されます。

トーハン「新刊ニュース」11月号、告知ページです。

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    ロッテのキャンディ『小梅ちゃん』のファンページ。『小梅ちゃん』のプロフィールやパッケージに展開されている『小梅恋物語』などを詳細に掲載しています。
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  • 日本アニメーション協会
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  • 菓匠三全
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  • 青林工藝舎 アックス
    林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
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