太宰に拘った本を出し続ける山本君が、
太宰治の女性文体の短編を特集した本。
この歳になりますと、太宰の心中が気になります。
先達の巨匠を批判しておりました太宰ですから、
歳をとってゆく事は、
批判していた巨匠と同じ道を歩むようになりますし、
太宰の親族が次々とあの世へと旅立っておりますから、
終わり方を考えていたのではないかと思います。
太宰を批判した三島の自衛隊での割腹自殺を考えますと、
あの辺りで、戦前、戦中と続いた、
自死の思想が消えたのではないかと思います。
あれやこれや、インタビューで答えております。
また、今月、26日に東京堂書店で、
同じ太宰の短編に絵を付けました
会田誠さんと対談とサイン会を開きます。
会田さんも三島ファンだったので、
気が合う対談となりそうです。
御覧になりたい方は東京堂書店へ申し込んで下さい。
『太宰は女である』の詳細はこちら。
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