万葉歌を絵にしたのは、七十年代の女性誌での連載の時でした。
後に単行本化され、一昨年、復刻版が出ました。
放送はその中から、一首を選び、思いを語りました。
選んだ歌は、
天の海に雲の波立ち月の舟
星の林に漕ぎ隠る見ゆ
柿本人麻呂が読んだ歌です。
雄大な夜空を唄った歌ですが、太陽系の消滅と共に、新たな星を見つけて宇宙の海原に漕ぎ出す人類の未来にも思えます。
そう言えば、月は少しずつ地球から遠ざかっていると聞きましたが、本当でしょうか。
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