- 2018-01-21 (日) 13:43
- お知らせ
期間 1月23日~4月1日
会場 東京都美術館
ピーテル・ブリューゲルと言えば『バベルの塔』が有名です。我が国の漫画作家、大友克洋氏が、彼の特異な才能を生かし、克明な模写をおこなっております。
その他に『雪中の狩人』など、農村風俗を描き知られております。
ただ、ブリューゲル自身は都会に住んでいた画家で、美術評論家の説によると農民の暮らしぶりが判らない都会の人々に、農村に入り村人の生活を活写し、伝えたと語っておりました。
本展は貴重なプライベート・コレクションの作品を中心とした約100点の作品により、ブリューゲル一族と、彼らと関わりのある16、17世紀フランドル絵画の全体像に迫ろうという挑戦的な展示になります。とあります。
似ておりますがヒエロニムス・ボスと並び、ブリューゲルは私の好きな画家です。ボスはドイツの美術館で拝見しました。左右からの照明という劣悪な展示で驚きましたが、模写作品だと納得はいきます。
西部さんが亡くなられました。以前、ご一緒した時、江藤さんが奥さんの後を追って自殺した話をなされたのを思い出します。
残された聡明なお嬢様の心中をお察しします。
ご冥福をお祈り致します。
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