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『キネマ旬報』4月下旬号発売。

表紙の子供の顔、中々良いですね。

私達の子供の頃は、鼻水を垂らしておりました。ティシュなんて上等なものは有りませんでしたから、すすって飲んじゃうか、セーターや学生服の袖で拭いておりました。ですから服の袖は鼻水が固まってカチカチになり、学生服などは光っておりました。

鼻水が出ているのは栄養不足だそうです。60年初めまでは、日本人の4人に1人が栄養失調だったそうです。

しかし当時の映画を観ると、鼻水を垂らした子は一人も出てきません。でも、ちゃんと鼻水を垂らした子供が出てくる映画もあります。残念ながら日本の映画ではありません。さて、その映画の題名は何と言うのでしょうか。

表紙-1

今回は、ロサンゼルス・タイムスから、「ほとんど完璧な小説」と評されたロングセラー小説『眺めのいい部屋売ります』の映画化作品です。

アメリカの不動産事情が判り興味深く拝見しました。向こうは価格がオークション形式で、高く競り落とした人のものになりますが、購入希望額が低くとも、家主が住んで欲しいと思う人に落札する場合があるのです。人情味のある取引ですね。

本文-2

ほとんど売り家の内部だけで展開する作品で、往年のヒチコック映画のカットの無い作品に近い。今、上映されている各国の映画祭の賞を総なめにしている『サウルの息子』なども、デジタル時代のカットが無い作品で、映像青年は見とくべきだろう。

この作品に、アパートの近くにあるドラック・ストアーが出てくるが、店番をしている青年の演技があっさりしていて詰まらない。ニューヨークのバイトの子ってこんな感じだぜ、といった演技があると、ニューョークで生活する人々の息遣いがもっと伝わるのにと、残念に思う。

詳細は『キネマ旬報』ホームまで。

 

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