「読む、映画」の連載エッセイです。
今回はジョン・カーニー監督の『はじまりのうた』を取り上げました。
今、アメリカの音楽業界は、ビック・データーを元に新人の歌を予測し、コンピューターが流行ると判断すと、その新人歌手に投資、売り出しているそうです。
そんなコンピューターに支配された音楽業界に、一矢、報いようと制作された映画で、それなりの仕掛けが詰まった映画です。
音楽業界の経験がある監督ですから業界人のリアリティもありますし、主人公の女優を歌えるようにしてしまうのが、元音楽業界人の凄さです。
監督は、イギリス女性がニューョークに来て、頑張っているのが好きだそうです。変な性癖ですが、判らなくもないです。私も英国の人、好きです。真面目でユーモアがあって品があります。
喧嘩腰の若者も居ますが、好きです。
でも、コンピューター予測の新人は、ヒットしているのですか・・・・。
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