- 2010-10-07 (木) 12:47
- お知らせ
オタワ国際アニメーション映画祭のプログラムの一つとして、
オタワ国立美術館で『かげ』が上映されます。
一昨年の八王子市夢美術館で、
御覧になった方もおられるかと思いますが、
広島に投下された原爆で、
銀行の石段に影となって焼きついた男の物語です。
アメリカの広島原爆投下後の調査フィルムに、
「かげ」という項目があります。
原爆の爆発時の強い光で、道や建物に影が出来ます。
その影を撮影したものですが、
人間も爆発時の高温で溶けて、
跡形も無くなってしまいますが、
強い光を浴びた人の影だけが
残されている場合が御座います。
影だけが残っているのを見ると
不思議な感覚が沸き起こります。
また逆に、そこに居た人の存在が
強烈に蘇ります。
影が逃げないように足に縫い付けたのは
ピーター・パンです。
子供の頃に影踏みという遊びもありました。
夕日に長く伸びた自分の影に、
自分が大きくなったような
錯覚を抱いたことはありませんか。
この時期、カナダに行かれる方は、
またお時間がありましたら、
オタワ国立美術館へ
足をのばされては如何でしょうか。
上映は10月23日の9時15分、
翌24日の3時からです。
会場はオタワ国立美術館です。
詳しくはオタワ国際アニメーション映画祭ホームまで。
- Newer: 『国際アニメーションデー (IAD) 2010』開催。
- Older: 「少年たちの記憶 漫画展」