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『キネマ旬報』10月下旬号発売。

もう、次の号が発売になっておりますね。

今回の「読む、映画」は、『サスペクト』(悲しき容疑者)です。

ドイツが統一して、残るは韓国しか無い状況が、この国の脱北物映画にあるのだが、実話を基にして作られた作品では無いのに、みょーにリアリティが過剰で濃いのは、ハリウッド製アクション映画に近づこうとしている側面もあるのだが、裏に南北統一といった悲願が、北にも南にもあるからだろう。

表紙-1

また、リアリティが濃いと感じる理由の二つ目には、中国と同じく韓国も、日本と同じアジア圏ということもあるのだろうし、国が近いと言うこともあろう。

香港アクション映画には、この様な緊張を私達日本人に与えないことからも、国の距離も含めて、近、現代史以前から、複雑に絡み合った歴史があるからだ。

本文-2

加藤泰監督の「男の顔は履歴書」なども、心が引き裂かれ、吐き気が襲ってくる不思議な映画体験をしたのも、そのような歴史が両国に横たわっているということである。小説や漫画作品にも「脱北物」というジャンルが確立しているのか、隣国へ行って調査、観察をしてみたい。

手に取りたい方はここ

 

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