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第13回広島国際アニメーションフェスティバルの続きです。

 インフォメーションのおもてなし指導も終わり、

作家の到着を待つばかりです。

左端のお嬢さんから、カメラ目線を頂いておりました。

素敵なお嬢さんですね。

夕方から、新幹線、飛行機で

第一次選考委員、国際審査委員が来広し、

集合場所のお寿司屋さんへ集まってきました。

意外と「ガリ」が好きな人が多いです。

生姜の辛さと酢の酸っぱさが、良いのでしょう。

 

中央に居られますのが

アシファ名誉会長のラウルさんですが、

寿司屋がお似合いです。

手前の黒ずくめの衣装で

フェスティバル期間中を通しました伊達男、

国際審査委員のヘリットさん。

奥に居られるのがロシアのアレクセイさんです。

中々のユーモアのセンスがあり、

集まれば駄洒落飛ばしておりました。

 

第一次選考委員のお二人です。

再会の喜びに、話がはずむお二人です。

何となく第一次審査を経験した私には判ります。

二週間ほど広島に滞在し、

朝から晩まで、一日、百本もの作品に

評価を下す作業を続けていますと、

肉親に近い感情が湧いてきますから・・。

本当にご苦労様でした。

また、左のオットーさんは、

世界中の映画祭の審査委員を務められており、

私の「赤色エレジー」が好きだそうで、

私のサイン会へも顔を出されました。

右に居られますのが

多摩美術大学講師の佐藤皇太郎さんで、

物静かな好青年です。

国際選考委員の情報です。

 翌日、早朝から、

 国際審査委員の

 記者会見が開かれました。

国際審査委員の記者用ポートレートです。

審査委員長には、手前、左に居ります、

英国アニメ界の大御所、ジョーン・ハラス夫妻の娘さん、

ヴィヴィアン・ハラスさんに務めて頂きました。

お父様、お母様とは七十年代、

フランス、アヌシー国際映画祭での

パーティーでお会いしました。

イギリスの方だけに正装でお見えになり、

私のTシャツとジーンズ姿に、

何たる現代の若者ファッションという顔をなさったのが、

忘れられません。国際審査委員の情報です。

一次審査を通過しました五十数本の作品が、

グランプリを目指して競います。

久里洋二さんも見えられておりました。

広島で魚釣りを楽しまれるとのこと。

釣り逃がした魚が、聞くたびに大きくなります。

前日は平和祈念式と、

多忙な広島市長、

秋葉さんの英語での開会宣言です。

フェスティバル期間中、

毎日、ホテルからホールへと通うのですが、

角々に頭上のカラスに注意との張り紙を目にします。

石を落とすとは、広島のカラスは、

いよいよ人間との最終決戦を挑んできたのですかね。

他の地域に広がらなければ良いのですが・・。

 期間中、文化庁の後押しで、

 展示会も開かれました。

 私も作品を展示しておりました。

私の作品展示ブースですが、

只今、明石市立文化博物館で個展を開催しておりますので

フェスティバルのポスターと

審査委員紹介で上映されます

『赤色エレジー』のスチールを飾らせて頂きました。

紹介上映の後、ホールでサイン会を開きましたが、

多くの方に並んで頂き有難う御座いました。

フェスティバルマスコット、ラッピー君も

サイン会に並んで頂きました。

この着ぐるみの中には、

どんな人が入っているのだろうと

思われたことはありませんか。

写真を撮らなかったのが残念ですが、

今回は、イケメンの好青年でした。

 

毎日、サイン会や

インタビューなどをこなしていると、

あっという間にグランプリ発表の

最終日を迎えてしまいました。

上の画像は、授賞式のリハーサルなのですが、

前日、午前二時頃まで、

公開審査をしておりましたから皆、

審査を終えた開放感から、

はしゃぐ、はしゃぐ。

幕が開いたら皆、寝ているのはどうかとか、

授賞式が三分遅れますとの事務局の発表に、

ちゃんと始めてくれと席を立ち、

舞台から降りる演技をしたりと、

事務局の方々が、今回は授賞式が

目茶苦茶になるかもしれないと、

本当に心配されておりました。

受賞カップと賞金のパネルが並んでおりますが、

アンリさんがこのカップで私と祝杯をあげたいと言い出し、

また、受賞者が欠席した場合、

審査委員がカップと賞金を貰えないかと、

いい歳をして、幕が下りていることを良いことに、

おふざけの受賞リハーサルをしておりました。

幕が開くと審査委員、皆、すました顔で座っておりましたが、

幕の向こう側で、こんなことをしていたのですよ皆さん。

授賞式も終わり、

受賞記者会見が開かれました。

受賞した作家の方々の顔が、

心なしか高揚していて、

記者の質問に戸惑う姿が初々しいです。

今回のグランプリを受賞した、

『アングリー・マン』の監督、アニータさんですが、

作品の制作過程を、

実際に使用した人形で説明しております。

この頃は、自分の作品がグランプリに輝くとは、

アニータさん、思ってもいなかったでしょう。

広島でグランプリを受賞しますと、

米国アカデミー賞のノミネート作品になります。

今度は、アメリカのアカデミー映画祭へ

行くことになります。

家庭内暴力をあつか作品で、

制作日数、六年に及びます。

同じ問題で悩んでいる方々に、

観てほしい作品ですと、

語っておられました。

アカデミー賞も取るのではと思います。

日本の作家の受賞は無いのかとの

ご心配は無用です。

セイイチ、頑張りまして、

大山慶くんの『HAND SOAP』を

優秀賞に入れました。

 色々ありました

フェスティバルの五日間でしたが、

さよならパーティーで幕を閉じました。

多くの人はその後、

広島市内へと飲みに出かけて行きました。

アンリさんが、このフェスティバルの思い出にと、

私とヘリットさんの作品を

自分の作品と交換しようと、

話を持ちかけて来ました。

それで、互いの作品をあれこれ選別し、

二点ほど差し上げました。

アンリさんは、私の作品を

スタジオに飾っておくそうです。

ダンディなヘリットさん、

顔に似合わずお茶目なアンリさん。

何処かでお会いする日もあるかもしれません。

それまでお元気で。

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