恒例『新刊ニュース』アンケート特集です。
180名の著者が選んでおります。
私はグリム兄弟が発掘、収集されたとする『グリム童話集』で、子供の時に絵本などで出会った話が載っていて、物語の原形に思え、度々、読み返している。
『灰かぶり』などは『シンデレラ』として映画にもなり、幸せに見える結婚をした女性などこの『シンデレラ』の物語を重ねて、マスコミなどが『シンデレラ・ストーリー』と呼んで現在も生きている物語である。
話しが短く、行間から中世のドイツ民衆の生活が、グリム兄弟が民衆では無く裕福層から聞き取った民話であれ、垣間見られて、読み返すのに丁度良い長さになっている。
もう一冊、自書を上げよのコーナーには『Ph4.5 グッピーは死なない』を上げた。
この漫画作品は、私が時代の中で重要だと思われる発言を、テレビ番組での発言も取り上げ時代別に列挙した作品で、白土さんの近現代まで描きたいとの発言に押されての制作である。
続きを描くことはそれほど難しくは無いが、インターネットが普及し、多くの無署名の発言を収集するのは個人作家の領域を超えるので、続きを描く事は断念した。
それでも日が登り、日が沈む日常は、地球に生きる全人類に等しく訪れており、その積み重ねが続く事は間違い無く、その日常を多くの民が必死に生きている事も事実である。
また、『グッピーは死なない』の続きを描きたい若者が居れば、応援はやぶさかではないと思っている。
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