- 2020-09-07 (月) 11:45
- お知らせ
応募総数 2,339作品(84か国・地域)の中から、59作品をコンペティション作品として決定。
8月20日~24日に、国際審査委員がオンライン会議で本審査を行い、計18作品の受賞作品を決定しました。
グランプリはチェコのカスチェヴア監督の『ドーター』が受賞しました。
チェコは人形劇が盛んな国です。人形アニメで世界的に有名なのはイージー・トルンカです。
彼の作品で『手』と言うのがあります。毎日「手」ばかり造らせられ、疲弊して「手」ばかりを作る彫刻家は死んでしまいます。
ざっくりした表現ですが、社会主義には表現の自由が無い事を表現した作品です。人形作家の川本さんは、トルンカ氏の弟子です。
私も審査委員を務めた時にチェコの方とご一緒しました。クビチェック氏はチェコのノーベル賞作家ミラン・クンデラ氏と友人だと言う事で、日本でも封切られた彼の世界的ベストセラー作品の映画『存在の堪えられない軽さ』について話しをした事があります。
また、前にもブログに書きましたが、クビチェク氏はエルビス・プレスリーの曲を最初にチェコ語に翻訳された方だと聞き、カラオケでチェコ語のプレスリーの曲を聞きたいとお願いしましたが、断られてしまいました。
チェコへ行く機会があれば是非、クビチェク氏が翻訳したチェコ語のプレスリーの曲を聞いてみたいです。
公式サイトの以下のページに、受賞作品を掲載していますので、ご覧いただければ幸いです。
また、一味違うアート・アニメ作品が御覧頂けます。
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