文壇バー風紋の五十周年を記念して、聖子さんのロング・インタビューを纏めた本が出版されました。
新聞にも記事が載りましたから、ご記憶の方も居られるでしょう。
出版元パブリック・ブレインの山本君の挨拶です。
学習院大に入り、講義で聞いた太宰治が心に残り、伝手を探して文壇バー『風紋』のママ、林聖子さんに辿り着く経緯を、若者らしい率直さで語るスピーチは中々のものです。
一見、草食系に見えますが、根性があります。今時のヤング、捨てたものでは御座いませんよ。
昨年辺りから、パーティーでの〆の挨拶や、一本〆などに引っ張り出される事が多くなりましたが、今回はママとの密約で乾杯の音頭を取る代わりに、スピーチを許してもらうことになり、諸先輩を差し押さえて、せん越ではありますが乾杯の音頭をとらせて頂きました。
大手新聞社の方に、上手いですねーとお褒めの言葉を頂きました。
来賓の挨拶が続きます。詩人の高田さん「何をしゃべるんだったっけなー、忘れた」の挨拶、大受けでした。
坪内さんのお父様が亡くなられた事は、新聞の記事等でご存じの方も居られることでしょう。壇上でスピーチをなさる来賓の話をチェックされていたのには、さすが博識の作家、坪内さんだと、感心しました。
出版されました『風紋五十年』のページを開いたところです。
出獄した大杉を描き、警視庁から撤去命令が出され、一躍、画壇の寵児に躍り出だ、聖子さんのお父様の作品も載っております。
赤丸は、昨年の松本楼でスピーチをする私です。
終わりに来賓へのお礼の言葉を述べる聖子さんです。
この後、二次会へと移りますが、まぁ店の中が満員で、立って飲まなければいけない状態となりました。
文壇バーの夜は更けて行きます。
『風紋五十年』(パブリック・ブレイン刊)発売中です。
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Comments:1
- 林 静一 12-07-15 (日) 12:43
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『風紋五十年』初版を売り切り、重版になったそうです。
おめでとう御座います。