- 2019-03-21 (木) 14:33
- お知らせ
会期 3月8日~30日
会場 茶房 青蛾ギャラリー
『茶房 青蛾』は60年代、新宿三越裏に在りました。木造二階建てで、竹久夢二の版画が飾られ、仄暗いランプの光に包まれた店内は、とても此処が新宿の繁華街に在るとは思えない静かな喫茶店でした。現在も『青蛾』の在った土地は空き地になっていると思います。
当時の学生達が好んだ喫茶店で、私は女性誌『アンアン』で、店主の画家、五味さんにインタビューした思い出があります。
五味さんの奥様は、竹久夢二の絵から抜け出たような美人で、呂の着物でカウンターに立つ姿は動く美人画といっても過言ではありません。
80年代、バブル景気の中、『茶房 青蛾』は地上げにあい、新宿の地を追われ東中野へと移り住むことになりました。あのままの姿で『茶房 青蛾』が在ったら、行列の出来る喫茶店として現在、マスコミを賑わせている事でせう。
その後、新宿歴史博物館での『琥珀色の記憶展』では、『茶房 青蛾』の一階部分が再現され、誰も居なければ青蛾の椅子に座り、当時へと心を遊ばせていたと思いました。
小川澪ジュエリー展、見逃しなきよう。
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