- 2011-11-10 (木) 14:06
- お知らせ
日時 11月23日 PM7時開演
会場 世田谷下北沢・ギャラリー「ラ・カメラ」
12月に府中美術館で始まります『石子順造展』の告知を兼ねて、美術館学芸員と対談、致します。
美術評論家の個展とは珍しいですが、アーティストから、キャラクターとしても「ヘリコプター主義」なども含めて、
何かと話題の尽きない石子さんでしたから、美術館も個展を開きたくなるのでしょう。
石子さんの評論活動の主なものは現代美術です。
60年代の漫画雑誌『ガロ』も、アート表現と考え、私などの作品も評論して頂きましたが
、購入したロールスロイスにサイケな模様を描いたビートルズの行為を「キッチュ」悪趣味と名付け、
そのような行為をアートとして注目した事は大きいと思います。
江戸期の「バサラ大名」等も生き方がキッチュですし、大阪のおばちゃんのファッションもキッチュですね。
大晦日の紅白歌合戦の歌手、小林幸子の衣装もキッチュでしょう。
60年代、美術史家の辻さんに発見され、近年、評判の高い伊藤若冲も、私はキッチュが入っていると思います。
静岡の名家に生まれた石子さんだからキッチュ、悪趣味が判ったのでしょうか、
その故郷へも遊びに行きましたが、公私共、こんなに親しくした評論家は他に居りません。
今、生きておられたらと、ふと、そんな事を考える一人です。
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