二年程前にお伺いした『セインズベリー日本藝術研究所』の年次報告書が届き、懐かしさのあまり皆様にお見せします。
表紙に桜が咲いておりますが、ノーリッチの桜ですかね。春に訊ねても良いですね。
ノーリッチはロンドンとケンブリッチの中間に位置する、海鳥が舞う静かな港町です。
ここに人形劇場が在ったとは知りませんでした。見損ないました残念。
年次報告書に記されたノーリッチでのトーク・イベントです。
後ろに学生さん達が見えられていて、コンピュータの話しに「面白かった」とパーティー席上でお褒めの言葉を頂きました。
報告書の中に、2013年8月15日のウルリッヒ・ハインツェ氏の講演『クリント・イーストウッドとの衝突;石原慎太郎監督の映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」』、拝聴したかったですね。
ちょっと当時を振り返りましょうかね。
ロンドンの国際交流基金でのトーク・ショーです。多くの方が見えられ、拙い私の話しに耳を傾けて頂きました。
通訳を担当して頂いたイギリス女性は、NHKの朝ドラ『マッサン』に出演したシャーロットさんに引けを取らないイギリス美人でした。
もう少し、日本とイギリスの漫画メディアの意見交流が深くなると良かったと思っております。
来英当時、大英図書館で戦後のイギリス漫画の歴史が始まっておりまして、日本軍の捕虜になった方の捕虜生活を描いた作品が今も頭に残っております。この作家とお話がしたいと思いました。
二十代の頃、戦後間もない英国ケンブリッジに留学された東大教授にお話を伺った事があります。カレッジではイジメに遭わなかったが、仲間とパブなどに入ると、周りをイギリス人に取り囲まれ、特に捕虜の扱いについて厳しく詰問されたそうです。
ロンドンの書店『ゴッシュ!コミックス』でのトーク・ショーは、日本の歌謡曲を聞いてもらう趣向で、ライアン博士が私の作品に取り上げられたポピュラーミュージックを聞いてもらいましたが、音量が足りない。クラブのような大音量で聞いて頂かないと、その世界に入れない演出のミスがありました。
浪花節に河内音頭、好きな外国人は多いですよ。私は新内流しが好きだなんて方も居られるのでは。
トークの後の会食です。皆さん、元気ですか。君達が次の時代を背負うのですよ。
ノーリッチへ向かうロンドンの駅で「焼きそば」を見つけました。試食すれば良かったと、今は思います。
国際交流基金でのトークの後、会食はトルコ料理でしたが、サインを求める人波で時間が無くなり堪能する事が出来ず残念です。
印度料理も、体調を崩し食べずにレストランを後にしました。
イギリス滞在は、食で思い残す事が多かったです。
ノーリッチでのトークですが、戦争の事にも触れないといけなかったのですが時間が無く、トークを終えたのが残念です。
私の隣が広報担当の諸橋さんです。ナイス・ボディの日本女性ですが、日本へは一度も来た事が無いそうです。
ノーリッチでのトーク・ショーの詳細はこちらです。
楕円の中の女性は、総括役所長の水鳥さんで、御主人はケンブリッジ大学教授です。
さてイギリス、EUから離脱するのでしょうか・・・。
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