- 2015-07-09 (木) 13:12
- お知らせ
期間 7月10日~12日
会場 旧渋沢邸、寺山修司記念館他
告知が遅くなりました。寺山演劇祭です。
寺山、唐以降の演劇を語りますと、つかこうへいさんなどの演劇は、ベースは自然主義ですが、「何で休みの日にお前が出てくるんだよ、折角の休日がふいになってしまったじゃないか」という刑事の他殺体へのセリフなどから判るように、ちょっとカリカチュアした舞台となっております。
その次に出てきた平田オリザさんは、舞台の三一致法則が守られていて、自然主義の舞台、写実演技が戻った感があります。
また、若い天野天街などは、オリザさんの自然主義舞台では無く、唐、寺山、安倍公房さん等の舞台に近いものがあり、その中で演じる役者は写実演技です。演劇はこれから、どう変わって行くのでしょうか。
演劇ではありませんが、コント55号のコントなどは、アニメーション作品『銀行ギャング』のリミテッド・アニメに近い抽象演技と言えるかもしれませんし、剛と礼二の中川家のコントは、写実主義と言えます。
詳細は寺山修司記念館まで。
7月12日、PM 15時~16時、NHK『ワタシの見たニッポン』で、フィリピンの女性が、清川妙さんの著作『万葉恋歌』を通して日本について語ります。挿画を担当しました私の絵もあります。
詳細はNHK『ワタシの見たニッポン』ページで。
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