映画を観なくなって久しいが、テレビを買い替えたら、BSやCSなどチャンネルがいっぱいあって、その中の映画専門チャンネルがお気に入りで、毎晩、酒を飲みながら映画漬けの日々を送っている。
今回はジャ・ジャンクー監督の『罪の手ざわり』を取り上げた。
最近、中国で起った事件をつなげた作品で、導入部から、車を止めてドライバーから金品を奪うチンピラを情け容赦も無く撃ち殺すシーンで始まるから、へぇー、中国は銃社会なんだと、毎年、訪れていた中国への新鮮な驚きを体験したし、『さらば狼』や『ダーティーハリー』、加藤泰監督『皆殺しの霊歌』のような、社会的手続き無しのテロリズムに近い、男の断念の美学を感じた。
この導入部で、監督の力量が判るし、監督の意図とは違うが、汚な不細工キャラで、アジア男のマッチョなアクション映画を撮って欲しいと、プロデューサー目線で作品を鑑賞した。
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