- 2014-02-21 (金) 13:15
- お知らせ
松濤美術館で開かれておりますグループ展『ハイレッドセンター展』の特別内覧会へ行って参りました。
開会式の様子です。高松次郎、赤瀬川原平さんの姿が見え無いのは残念ですが、挨拶に立たれる中西夏之さんです。
展示室の様子は撮影出来ませんが、立体、平面作品など、今もモダンな輝きを失っておらず、若い表現者の方々は参考になるのではないでしょうか。
また、近代の利休事件と言ったら過言になるかもしれませんが、国と芸術表現が対峙した、我が国表現史に残る赤瀬川さんの『0円札裁判』の様子も展示してあります。
現在ではネット貨幣、ビットコインに各国が神経を尖らせておりますが、世界経済を揺るがす問題提起としての表現行動は、落札価格が話題になるバブル以後のアート世界に、硬質なアート表現があることを、気づかせたのではないでしょうか。
リィニュアルした松濤美術館、内庭を取り囲む建物は、ドイツ表現主義映画を思い出させ、バットマン、アイアンマンが舞い降りてくるように思えます。
後、飲食室が中国東北部にあります旧大和ホテルのような内装であれば、雰囲気が文句なく良いのですがね。
日本画家の中島千波さん、作詞家のなかにし礼さん等、各方面から多彩な顔ぶれが揃った内覧会でした。
期間は3月23日(日)まで。
会場は渋谷区立松濤美術館です。
お見逃しなきよう。
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