2011-01

萩の月のコマーシャルも、息が長いです。

ジャパン・アズ・ナンバーワンと世界から言われた

８０年代初頭から制作されております。

その『萩の月』の新作コマーシャル、冬編が放映中です。

 

真俯瞰からの蛇の目傘は、

７０年代のキリンビールのコマーシャル以来です。

北国では大雪だそうで、都会者が雪を

ロマンチックに考える以上のご苦労があると思いますが、

冬来たりなば、春遠からじ。

小川の岸に積もった雪から、フキノトウが顔を出すと、

凍った川の下から水音が聞こえはじめます。

３０、１５秒に想いを込める映像の短歌。

日本人ならではの、コマーシャル表現でせう。

 菓匠三全さんのホームです。 

私達が何気なく見ているコマーシャル作品。

６０年代からのACC賞受賞作品、７８作品が収録されております。

ACC５０周年企画、『もう一度観たい　日本のCM５０年』、

エイベックスより発売です。

私がアート・ディレクターを担当しました、

1978年度のACC賞受賞作品、ロッテ・キャンディー『小梅』、

「春来たり編」が収録されております。

 

また、音楽もコマーシャル抜きには考えられません。

数々のヒット曲がコマーシャルから生まれております。

収録されている小梅コマーシャル、

この年に「飛んでイスタンブール」でヒットしました

庄野真代さんを使っております。

 博報堂で庄野さんにお会いし、

小梅のコンセプトをお話しましたが、

まだ、初々しさが残る娘さんでした。

 手に取りたい方はこちらです。

昨年、『美術手帖』に特集されました

「イラストレーション」の単行本化です。

７０年代初頭、私の漫画作品集の為に制作されました、

シルクスクリーンのポスターが掲載されております。

この本の監修、編集アドバイスをしております福井君。

８０年代初頭、パルコで開きましたイラストスクールの生徒さんでした。

イラスト界で力を付けておりますね。嬉しいです。

ご購入の方は、ここをクリック。

放映日　1月19日、午前7時55分～8時までです。

私が選んだ歌は、柿本人麻呂の

「天の海に　雲の波立ち月の船　星の林に漕ぎかくる見ゆ」です。

この歌は、講談社版「少年少女古典文学館シリーズ　万葉集」で、

挿絵を付けた歌です。

どうにも絵にならなくて、苦戦した歌です。

拙著『夢枕』でも使いましたが、

「絵にも描けない美しさ」という歌詞がありますが、

この歌は正にそれで、この雄大な夜空と言いますか宇宙を描くのは

難しく思われました。

また、この歌は人気があり、このシリーズでも、

天文学者や洋画家の絹谷さんが取り上げられており、

度々、登場しております。

後から出演すると、気に入った歌はもう既に取り上げられていて、

選歌に苦慮しますね。

NHK BSハイビジョン『日めくり万葉集』ホームです。

 

妻の手料理とお酒を飲む集まりです。

毎年、酉の市の日に開かれますから、

昨年の事になります。

来年の事を言いますと鬼が笑いますが、

昨年の事を言いますと、鬼はどうなるのでしょう。

怒ってますね。

鬼語を翻訳しますと、

「去年のネタか、芸能界はそんなに甘くないぞ」

と、言っております。

今年は、釣雑誌の編集者が釣ってきた江戸前の刺身が出され、

肝ダレで頂きました。大変、美味しゅう御座いました。

来年はフグを釣ってきて料理するそうで、

皆さんに軽くシビレて頂くそうです。

怖いですね。

康さんもみえてますね。

手前が作家の坪内祐三さんです。

昨年、ビートたけしさん、松本人志さんのテレビ番組へ出演。

お二人に、「濃いキャラクターです」と、言われてました。

でもお若い。もう、７０歳になられると思いますが、

御覧のように若い方と酒を楽しんでおられます。

また、番組には画家、金子國義さんも出演されていて、

異色の番組となっておりました。

新宿、花園神社で熊手を買い、

私の漫画作品『大道芸人』のヒントになりました、

見世物小屋を覗き、昨年の生きた蛇を食べる

蛇娘さんも健在でした。

来年は、明かりが射す年となってほしいと

願わずにはいられませんでした。