『林静一美人画集』刊行を記念して、新宿紀伊國屋書店にてサイン会を開きました。
また菓匠三全様より、お花を頂戴いたしました。有難う御座います。
空模様が怪しい中、多くの方にお集まり頂き、有難う御座いました。
新宿紀伊國屋さんは、寺山監督作品『書を捨てよ町へ出よう』で、書店2階テラスから、歩行者天国を行き交う人々へ、「腹が立つ人は、殴って下さいと」と呼びかけ、私がデザインしたオブジェを吊り下げる場面に登場します。
映画のビデオ、DVDをお持ちの方は、この場面の左、エスカレーターに注目して下さい。トレンチ・コートを着た男性が、上りエスカレーターを駆け上がるのが見えます。このトレンチ・コートの男性は刑事さんです。歩行者天国には私服の刑事さんが沢山、巡回しております。
この後、私のオブジェと役者さんは、公然わいせつ罪で新宿署へ連行されました。連行された役者さん、わいせつなオブジェをデザインして御免なさいね。また紀伊國屋書店さん、お騒がせして失礼しました。
それから、詩画集『紅犯花』を出版しました折、一階のショーウインドウに飾って頂きました。
また、紀伊國屋画廊の新人展で個展を開き、画廊関係者の方々も含め多くの方が見えられました。
その後、八〇年代には、アニメ協会の作品を紀伊國屋ホールで上映、ゲストの方々とトークを致しましたから、新宿紀伊國屋本店には私の青春が詰まっております。画廊、デパート個展と、二〇代の頃からサイン会を開いておりますが、格別の思いです。
サインの時に、1人1人に簡単な季節のものを書き添えますが、これがあるとサイン会が長くなります。
長い間立たれ、傍で見守る学研の吉岡さんや綿引さん。紀伊國屋書店の方々が疲れないかと心配になります。書き飛ばす事は出来ますが、折角、見えられたのだから失礼があってはと、案外、気配りに心を砕く静一です。
花輪色紙を頂いた方々も見えられ、益々、恐縮致します。
蕗谷虹児さんの美術館を建てられた伊藤文学さんも見えられ、ご丁寧にご挨拶頂きました。
ヨーロッパで見つけたマントルピースが気に入り、それに合ったお屋敷を建てられた方ですし、蕗谷虹児美術館のレストランが美味しいと評判です。
お元気で何よりです。
その他にも、菓匠三全社長の弟さんやバロンさん。春菊さん等が足を運ばれ会場に見えられました。
サイン会、所要時間2時間、サインをした本の数110冊。ちょっとペースが落ちましたかね。立てなくなるかなと思いましたが、無事、立ち上がり歩く事が出来ました。
多くの方が並ばれ、本当に有難う御座いました。厚くお礼を述べさせて頂きます。
この後、皆様と新宿で会食致しました。バロンさん、有難う。借りが出来ましたね。
画集を手に取りたい方はこちら。
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Comments:1
- komomo 15-09-13 (日) 0:22
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本日講演に伺った者です。初めてお声、お話を拝聴し感激しました。
質問したかったことがありましたが時間切れで取り上げてもらえませんでした。これはずっと気になっておりましたことですが、「小梅ちゃん」のモデルはご令嬢だと小耳に挟んだことがありますが事実でしょうか。私はそうだと信じているのですが。
このコメントは直接反映されるのでしょうか。不適切であれば削除してください。
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